その昔・・・

都会ってヤツに 憧れまして たいして目的も なかったけれど

1年程 東京って ところに住んだことが あります。

田舎から上京した人は みんな言うことだけど


「今日は何のお祭りがあるんですか?」

っていうほど 人が沢山いるのに 驚いたのは 渋谷の街でした。

ある意味 東京ってところは 毎日がお祭りなのでしょう。

田舎者の私には 普通に暮らすには 疲れる街でした。

お金が沢山あって ハイテンションでいられたら お祭りは楽しい。

けれど自分を見失って 迷子になってしまいそうです。


貧乏だったので 下北沢や吉祥寺 いわゆる学生の街っていう

感じのところに行くと 落ち着きました。

浅草や下町も 人情味が感じられて 好きな場所でしたけれど

なによりも食べ物に そそられました。


ちょっと背伸びして渋い大人の気分を 味わいたくて

貧乏な学生同士の カップルが 頑張って

「駒方どぜう」に行ったのを 新鮮に覚えています。

私の住んでいる地域には 無い種類の 食べ物です。

飲みなれない日本酒で けっこう酔っぱらって

日本人に生まれて 良かったぁー!って思ったのを覚えています。


七味をきかせた どじょう が 食べたい・・・。